将棋の八大タイトルの一つ「王位」を争う第67期王位戦の七番勝負が4日、静岡県浜松市で開幕した。タイトルを持つ藤井聡太王位(六冠)に、伊藤匠二冠が挑む。第1局は4、5日の2日間で指される。
王位戦とは
王位戦は、将棋のプロ棋士が争う八つのタイトル戦の一つだ。挑戦者が現在のタイトル保持者に七番勝負を挑み、先に4勝した方がタイトルを手にする。
持ち時間は各8時間と長く、1局を2日かけて指す「2日制」で行われる。1日目の夕方、手番の棋士がその日の最後の一手を紙に書いて封じ、翌日に開封して指し継ぐ「封じ手」も、2日制ならではの見どころだ。
藤井王位に最大のライバルが挑む
注目は、藤井王位と伊藤二冠という若手同士の顔合わせだ。藤井王位は2023年、史上初めて八つのタイトルを同時に持つ「八冠」を達成した。その後、伊藤二冠らにタイトルを奪われ、現在は六冠となっている。
伊藤二冠は、藤井王位からタイトルを奪ったことのある数少ない棋士で、最大のライバルと目される。両者は、これまでも複数のタイトル戦で顔を合わせてきた。
第1局は浜松で
第1局は、浜松市の「浜松八幡宮」で4、5日の日程で指される。立会人は森内俊之九段が務める。開幕局のため、先手と後手はどちらになるか、駒を投げて決める「振り駒」で選ばれる。
七番勝負は今後、舞台を各地に移しながら続く。藤井王位の防衛か、伊藤二冠のタイトル奪取か。決着まで、最大で7局が指される。