女流将棋のタイトル戦「大成建設杯 第8期清麗戦」の五番勝負第1局が7月9日、東京都千代田区のホテルニューオータニで始まった。タイトル保持者の福間香奈清麗に、西山朋佳女流三冠が挑戦する。

女流将棋の「二強」対決

福間香奈清麗と西山朋佳女流三冠は、近年の女流将棋界をけん引してきた第一人者どうしだ。福間は結婚に伴い旧姓の里見から改姓した棋士で、複数の女流タイトルを保持してきた実力者。西山も数多くのタイトル戦に登場し、男性棋士も参加する棋戦で活躍するなど、実力は折り紙付きだ。

両者はこれまでも数々のタイトル戦で顔を合わせており、今回の清麗戦もその延長線上にある好カードといえる。清麗のタイトルは福間が持っており、西山がこれを奪いにいく構図だ。

「清麗戦」とはどんな棋戦か

清麗戦は、大成建設が主催する女流の棋戦で、優勝賞金は700万円と女流棋戦の中でも高額な部類に入る。予選と本戦のトーナメントを勝ち抜いた棋士が、タイトル保持者への挑戦権を得る。

タイトルを争う五番勝負は、先に3勝した方が勝ちとなり、タイトルを防衛または奪取する。持ち時間は1人各4時間で、じっくりと読み合う本格的な将棋となる。

8月まで続く五番勝負

第1局に続く日程も決まっている。第2局は7月22日に栃木県日光市の日光金谷ホテル、第3局は8月4日に京都市、第4局は8月18日に大阪府高槻市の関西将棋会館、第5局は8月25日に東京都渋谷区の将棋会館で予定されている。決着がどの対局までもつれるかにも注目が集まる。福間が防衛を果たすのか、西山が新たにタイトルを手にするのか、真夏の頭脳戦が始まった。