タグ: 創薬
- AI
アンソロピック、Claudeによる創薬研究の途中経過を公表 6社と共同研究、筋ジストロフィー薬は自社で開発
米アンソロピックは10月27日、AI「Claude」を使った創薬研究の途中経過を公表した。米ブリストル・マイヤーズ スクイブなど製薬・バイオ6組織との共同研究で、抗体の設計や製造書類の点検に使った結果を示した。子どもの希少な筋ジストロフィーの治療薬は自社で開発し、早ければ2028年後半に人での臨床試験を始められるとした。研究の大半は人に投与する前の段階にとどまる。
- AI
OpenAI、生命科学向けAI「GPT-6 Rosalind」公開 料金は前のモデルの3倍、審査制で提供
米OpenAIは10月30日、生命科学研究に特化したAIモデル「GPT-6 Rosalind(ロザリンド)」をAPIで公開した。生物学の推論と科学ツールの利用を強化したモデルで、使えるのは安全審査を通った組織の内部研究に限る。料金は入力100万トークンあたり15ドル、出力75ドルで、9月に一般提供を始めた前のモデルの3倍に設定した。
- 経済・ビジネス
創薬の官民協議会部会、AI創薬や治験倍増など4テーマの論点を公表 厚労省の関連要求は1969億円
厚生労働省は10月20日、創薬力向上のための官民協議会の施策検討・推進部会(第2回、10月9日開催)の資料を公表した。AI・データ利活用、治験実施体制、国際展開、革新的医薬品のイノベーションの更なる評価の4テーマで国が論点を示した。AI創薬ではロボットが実験を担う「AI駆動型共用自律ラボ」の整備・運用を、治験では国際共同治験の倍増と一括審査の普及を挙げた。厚労省の創薬・先端医療分野の令和9年度概算要求は1969億円と事項要求で、うちAI創薬・薬事審査が541億円を占める。部会は11月上中旬の第4回で意見を整理する。
- AI
アンソロピック、生命科学の専門家にAIの制限を緩める認定制度 審査を通れば創薬や臨床開発の遮断を解除 監視は「その場で拒否」から「後から検証」へ
米AI企業アンソロピックは9月17日、生命科学の専門家を対象に、生成AI「Claude(クロード)」の安全制限を緩める認定制度「Life Sciences Verification Program(LSVP)」を始めたと発表した。審査を通った組織には、一般提供中のモデルでは拒否される創薬や研究生物学、臨床開発、製造といった業務での利用を認める。同社は生物分野の悪用をAIの最も深刻なリスクの一つと位置づけ、最新世代のモデルで軍民両用になりうる生物学の質問を広く制限してきたが、その結果として正規の研究者まで作業を止められる状態が生じていた。制度では利用枠をチーム単位の「Standard Use」と単一の研究プロジェクトに限る「High-risk Use」の2種類に分け、後者では生命科学の要求を止める安全装置をすべて外す。あわせて、要求のたびに拒否するリアルタイムの遮断から、通したうえで挙動の傾向を後から調べるオフライン監視へ切り替え、LSVPの通信データは30日間の保存を必須とする。すでに数十の組織が先行利用しており、この日から一般の申し込み受け付けを始めた。
- 国内
「高齢者の定義」制度横断で総点検へ 上野厚労相が検討表明 医療・介護・雇用で異なる年齢区分、引き上げも視野
上野賢一郎厚生労働相は7月10日の記者会見で、社会保障や労働に関わる制度ごとにばらばらな「高齢者」の年齢区分を制度横断的に総点検し、必要に応じて引き上げも視野に検討する方針を明らかにした。自民党と日本維新の会の両党が交わした合意に基づく取り組みで、見直しの手順を示す改革工程表を令和8年度末(2027年3月)までに策定する。医療費の窓口負担についても「年齢によらない真に公平な応能負担」を掲げて見直しを検討する。日本では医療・介護・年金・雇用で高齢者の線引きが異なっており、どの制度を対象にどこまで年齢を引き上げるかは、今後の両党協議で詰める。