ゲーム実況グループ「ドズル社」の単独オフラインイベント「私立ドズル学園 ぶっとびな祭!!」が12日、東京都調布市の京王アリーナTOKYOで開幕した。13日までの2日間の日程で、主催は同グループを運営する株式会社ドズル。約8000人規模の会場を使う。同社が6月22日に公表したプレスリリースによると、メンバー5人が「文化祭実行委員」となって進行する構成で、コンセプトに「史上最狂の文化祭」を掲げている。
開場は正午、開演は午後5時
公式サイトによると、両日とも開場は正午、開演は午後5時で、公演時間は約180分。出演はドズル、ぼんじゅうる、おんりー、おおはらMEN、おらふくんの5人で、いずれも3Dのアバター(分身キャラクター)姿でステージに立つ。ドズル社は動画に顔を出さず、キャラクターの姿と声で活動しており、その見せ方をそのまま会場に持ち込む形になる。
入場券は8800円(税込、全席指定)。6月22日から1次抽選、7月3日から2次抽選を受け付け、8月1日に始まった一般発売は売り切れで終了している。会場に来られない人向けには、動画配信サービス「Hulu」のPPV(ペイ・パー・ビュー=1回ごとに料金を払う視聴方式)で生配信する。料金は2日間の通し券が1万780円、各日券が5500円で、いずれも別途500円のシステム利用料がかかる。見逃し配信は10月12日まで見られる。
開場から開演までの5時間は、会場内の企画に充てる。PIZZA-LA、松屋など複数のコラボ屋台が正午から午後5時まで営業し、メンバーらによる「ガチ屋台」は午後4時まで。ファンから募ったイラストの採用作品を並べる展示エリアも同じ時間帯に開く。
前回はホール6公演、今回はアリーナへ
ドズル社が初めて開いた単独オフラインイベントは、2025年12月13、14の両日、東京ドームシティのプリズムホールで開いた「ドズル社5周年フェス」だった。2日間で全6公演を組み、クイズ集団QuizKnockとの対戦や、来場者が自転車をこいで発電した電力でメンバーがゲームに挑む企画などを実施。当時は動画配信サービス「ABEMA」の有料配信で生中継している。
今回はホールからアリーナへ会場を移し、両日とも午後5時開演の1公演ずつという構成にした。前回の全6公演から公演数を絞り、1公演あたりの収容規模を広げた形だ。配信の受け皿もABEMAからHuluに変わっている。
「人生というゲームをもっと楽しく」
ドズル社は2016年9月に活動を開始し、「マインクラフト」を中心としたゲーム実況動画を毎日公開している。掲げる理念は「人生というゲームをもっと楽しく」。リーダーのドズルは医学部生からYouTubeクリエイターに転じた経歴を持つ。YouTubeチャンネルの登録者数は2026年6月時点で276万人にのぼり、クリエイター事務所「WONDER DIVE」に所属する。
グッズは事前販売と会場販売のほか、完売した商品について後日の受注販売を予定している。ただし製造の都合で受注販売ができない商品もあると、同社は公式サイトで断っている。
花火大会と重なり、帰路の混雑に注意喚起
主催者は来場者に対し、帰りの混雑への備えを呼びかけている。12日は近隣で調布花火大会、13日は同じ地区でサッカーの試合が予定されており、公共交通機関の混雑が見込まれるためだ。終演後は安全確保のため規制退場を実施する。
会場の駐車場は使えず、シャトルバスの運行もない。京王線は最寄りの飛田給駅に特急を臨時停車させる。会場周辺は猛暑が予想されることから、同社はこまめな水分と塩分の補給を求めている。2日目の13日も、同じく正午開場、午後5時開演の日程で開かれる。
