クロス・マーケティングは23日、「SNSに関する調査(2026年)」の結果を発表した。全国20〜69歳の男女3000人のうち、SNSを使う人は83%だった。利用者の3人に2人は投稿せずに「見る」のが中心で、自分から投稿する人は限られることが分かった。

調査はインターネットで6月4〜5日に実施した。利用率が高いSNSは「LINE」と「YouTube」がともに7割台、「X(旧ツイッター)」と「インスタグラム」が4割台、「ティックトック」と「フェイスブック」が2割前後だった。

「見る専」が3人に2人

SNS利用者に投稿の頻度を聞くと、「閲覧がメイン」が66%を占めた。「たまに投稿する」は25%、「定期的・頻繁に投稿する」は9%で、何らかの形で投稿する人は3人に1人にとどまった。

投稿する割合には年代差が出た。20代では投稿する人が5割に達したのに対し、60代では2割だった。若い世代ほど発信に積極的で、年代が上がるほど見る側に回る傾向がうかがえる。

フォロー解除、半数が経験

これまでにフォローをやめた経験がある人は5割だった。20〜30代では6割近くに上った。

やめた理由は「興味がなくなった」が48%で最も多く、「内容がつまらない・役に立たない」が40%で続いた。「不快な投稿があった」も28%あった。

情報を得るときに重視する点では、「信頼できる発信者か」「分かりやすく整理されているか」が26%、「最新の情報か」「短時間で要点をつかめるか」が19%だった。

多機能化する情報インフラ

総務省の令和6年版情報通信白書は、SNSが従来のコミュニケーション機能にとどまらず、メタバースやライブコマース、写真の編集・加工などを取り込んで多機能化していると指摘している。同白書は、フェイスブックやインスタグラム、Xなどの主要サービスが互いに補い合う形で使われている状況も示している。今回の調査結果は、こうしたSNSが、多くの人にとって発信より「情報を受け取る」場として根づいている実態を裏付けた形だ。