漫画「ハイキュー!!」の3度目となる原画展「古舘春一 ハイキュー!!展 挑戦者たち」について、主催・企画の集英社は7月14日、10月に開幕する東京会場に続き、大阪と仙台へ巡回することを公式サイトで発表した。同日、東京会場のチケット情報や展示構成、描きおろしキービジュアル第2弾も公開され、夜からチケットの先行抽選受付が始まった。

東京から大阪、そして作品の舞台・仙台へ

東京会場は2026年10月30日から2027年1月11日まで、六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで開く。開館時間は午前10時から午後8時(最終入館は閉館30分前)で、会期中は無休。

新たに決まった大阪会場は、2027年4月24日から6月20日まで、グランフロント大阪 北館のナレッジキャピタル イベントラボ/ナレッジシアター。仙台会場は2027年夏の開催を予定し、会期や会場の詳細は追って発表するとしている。

仙台での開催は、作品にとって縁の深い土地に戻ることを意味する。「ハイキュー!!」は宮城県を舞台に、県立烏野高校排球部の主人公・日向翔陽が「小さな巨人」と呼ばれた先輩を追う物語で、県予選や作中終盤の対戦も宮城が主要な舞台となる。集英社は、東京会場と巡回会場では展示エリアの構成や展示品の数量、グッズのラインナップ、チケットの価格・内容などが一部異なる場合があると説明している。

展示は5ゾーン アニメ化されていない場面も

会場はプロローグと5つのゾーンで構成する。ZONE1「頂を目指す者たち」は日向と天才セッター・影山飛雄の出会いから春の高校バレー宮城県予選まで、ZONE2「いざ全国の頂へ」は全国大会での激闘を、直筆原稿を中心にたどる。

ZONE3「なにもの」は、高校バレーを終えた登場人物たちがその後どう競技と向き合ったかを、描きおろしイラストで初公開する。ZONE4「妖怪大戦争」は、それぞれの道で力をつけた選手たちが仙台に集い、国内最高峰の舞台で激突する場面を扱う。ZONE5「挑戦者たち」では、本展のために描きおろしたキービジュアルとともに作品のメッセージを振り返る。

公式サイトは「本展覧会は、一部にアニメ化されていないストーリーの展示を含みます」と明記しており、アニメで作品に触れた来場者には結末を先に知る形になる点をあらかじめ案内している。14日に公開されたキービジュアル第2弾は「助走(日向翔陽)」。公式PVの第2弾も合わせて公開された。来場者には、選手のプレー場面を切り取った「プレイヤーズカード」(全8組16種からランダムで1組2種)を1人1点配る。

チケットは日時指定制、当日券なし

チケットは日時指定制で、入場する回(日付+時間帯)を選んで購入する。販売はイープラスに限られ、会場での当日券販売はない。価格は税込みで一般2,200円、高校生1,400円、小中学生900円。数量限定の「グッズ付」チケット(4,400円)には、8キャラクターのサイン入りプレイヤーズカードと特製バインダーのセットが付く。

会期は前期(10月30日~11月30日)と後期(12月1日~2027年1月11日)に分かれ、販売方法が異なる。混雑が見込まれる開幕直後の10月30日~11月8日分は抽選制で、まずデジタル版「週刊少年ジャンプ」の定期購読者に限った先行抽選の申し込みが14日午後8時19分に始まった(26日まで、当落発表は30日)。続く一般抽選の申し込みは7月27日午前10時から8月9日まで、当落発表は8月14日。抽選で売り切れなかった分は8月22日午前10時から先着で売り出す。後期分は11月14日午前10時からの先着販売のみとなる。

「ハイキュー!!」は古舘春一さんが2012年2月から2020年7月まで「週刊少年ジャンプ」で連載した。コミックスの累計発行部数はデジタル版を含め7,500万部(2026年4月現在)。完結から6年がたつ今も原画展が3度企画され、今回は3都市を巡る規模となった。古舘さんは公式サイトに「連載当時の熱量とか焦りとかが染み込んでる感じがして」とコメントを寄せている。協賛はイープラス、タカラトミー、TOPPAN。