国内最大級のロックフェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」が12日、千葉市蘇我スポーツ公園で開幕した。13日と19〜21日を合わせた5日間の日程で、主催はロッキング・オン・ジャパンとTOKYO FM。千葉県と千葉市、ニッポン放送が後援する。公式サイトによると、各日とも開場は午前8時30分、開演は11時45分、終演は午後8時15分の予定で、雨天決行、荒天の場合は中止とする。

会場にはGRASS STAGE、LOTUS STAGE、HILLSIDE STAGE、PARK STAGEの4ステージを設ける。初日の12日は、シンガー・ソングライターのVaundyが公式サイトの公演予定に出演を掲げている。

全日程が完売、顔認証で転売を封じる

入場券は6月26日に発表された第3次抽選先行の結果をもって、5日間の全日程が売り切れた。運営は同日のお知らせで、千葉市への会場移転後5年連続で全日程が早期に完売したと説明している。収容の調整で受け入れ人数を増やしたものの落選が出たといい、追加の先行販売や一般発売、当日券の設定は見送った。

券が手に入らなかった人向けには、8月下旬に公式リセール(主催者が仲介する正規の再販売)を実施した。運営は公式リセール以外の経路での譲渡を一切認めず、SNSでの譲渡の呼びかけは「すべて詐欺」だとして注意を促していた。入場時には顔認証による本人確認を行い、申込者本人以外の入場を防ぐ。会場の周辺道路が混雑するため、車での来場も禁止している。

落雷時は公演を中断、傘の使用も細かく制限

運営は開幕3日前の9日、落雷時の対応を公表した。雷注意報が出て会場に雷雲の接近が見込まれる場合、安全確保のため公演を一時中断する。避雷針で守られる「保護エリア」としてフクダ電子アリーナのスタンド席・2階コンコース・1階の軒下、HUNGRY FIELD、HILLSIDE STAGEの3か所を指定し、スタッフの誘導に従って移動するよう求めた。屋根があっても側面が開いたテントは落雷時にかえって危険なため、「絶対に入らないでください」としている。

同じ日には傘の使用ルールも示した。日傘・雨傘とも、ライブ観覧中と移動中、HILLSIDE STAGEとPARK STAGEのステージエリア内、各ステージの前方エリアと中央グラウンドでは常時使用できない。LOTUS STAGEとGRASS STAGEのステージエリア内(前方エリアと中央グラウンドを除く)はライブ開始10分前まで、物販や飲食店舗、トイレの列では常時使える。視界を遮る傘と、日差しを避けたい観客の双方に配慮して使用可能な場所と時間帯を切り分けた形だ。

各日の模様は11月にYouTubeで配信

会場に来られない人向けの施策も用意した。運営は10日、各日のライブ映像を再構成した「ROCK IN JAPAN特番」を11月にYouTubeの「JフェスOFFICIALチャンネル」で配信すると発表した。12日公演は11月14日午後5時から、13日公演は15日、19日公演は21日、20日公演は22日、21日公演は23日にいずれも午後5時から流す。見逃し配信は12・13日公演が11月30日午後6時まで、19〜21日公演が12月7日午後6時まで。

会場運営では、公式グッズの待ち時間を減らすモバイルオーダーも導入した。開幕当日の12日には落とし物の扱いも告知し、貴重品以外の拾得物は衛生面と保管の都合から当日の終演時までしか預からず、それを過ぎると廃棄すると明示した。財布や携帯電話、イヤホン、公的身分証明書、金融機関のカードなどは貴重品として引き続き保管する。