スマート家電メーカーのSwitchBot(スイッチボット、東京都渋谷区)は、小型のロボット掃除機「K11+Pro」の予約販売を7月1日に始めた。本体は直径24.8センチ、高さ9.2センチと、同社が「世界最小級」とうたうコンパクトさが特徴だ。

小さくても機能は本格的

ロボット掃除機は、円盤のような本体で床を動き回り、自動で部屋を掃除する家電だ。K11+Proは、一般的な製品より一回り小さい設計で、椅子の脚の間や家具のすき間など、大きな機種では入りにくい場所にも入り込みやすい。

小型ながら機能は本格的で、同社によると吸引力は最大1万2000パスカル。レーザーで部屋の間取りを把握する「LiDAR(ライダー)」を積み、効率よく動く。ゴム製のブラシで髪の毛の絡まりを防ぐほか、掃除のたびに本体のごみを吸い上げてためておく「自動ごみ収集ステーション」(容量4リットル)を備え、およそ90日に1回のごみ捨てで済むという。スマート家電をつなぐ共通規格「Matter(マター)」に対応し、音声での操作もできる。価格は税込み5万9800円。

同社は同じ日に、コードレスで最長約70時間使えるという「スマートサーキュレーター2 Pro」(税込み1万6980円)の予約も始めた。

進む「小型化」、背景に日本の住宅事情

ロボット掃除機はここ数年、吸引力の強化や水拭き機能、自動ごみ収集といった高機能化が進む一方で、価格の下落と小型化も同時に進んでいる。

とりわけ日本では、住宅が比較的狭く、家具が多い部屋も少なくない。本体が大きいと、すき間に入れず掃除し残しが出たり、収納場所に困ったりする。小型化は、こうした日本の住宅事情に製品を合わせる動きといえる。ロボット掃除機各社は、性能とサイズ、価格のバランスをどう取るかで競っており、今回の新製品もその流れに沿ったものだ。