タグ: 著作権
- AI
生成AIの知財コード、届け出初日は5社 Googleは学習データの個別照会を実施せず
生成AI事業者に学習データやクローラの開示を求める政府の「プリンシプル・コード」で、内閣府知的財産戦略推進事務局が10月26日に届け出の受け付けを始めた。初日に届け出たのはGoogleやSB Intuitionsなど5社。権利者から「自分のサイトが学習に使われたか」を問われた際の回答では、Googleが技術的に応じられないと説明し、SB Intuitionsは回答すると表明するなど、対応が分かれた。
- 経済・ビジネス
知的財産の無償提供要求、公取委が「ノウハウ・データ」も含むと明記 取適法とフリーランス法の基準を10月1日改正 キャラクターデザインのグッズ二次利用も違反例に
公正取引委員会は10月1日、中小受託取引適正化法(取適法)の運用基準と、フリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス法)の考え方を改正した。これまで「知的財産権」としていた箇所を「知的財産権等」に置き換え、知的財産権だけでなく技術上または営業上の秘密等(ノウハウを含む)も対象に含むことを明記した。委託した仕事の成果物に加えて、対価を払わずにこれらを譲渡・許諾させることは、取適法第5条第2項第2号、フリーランス法第5条第2項第1号の「不当な経済上の利益の提供要請」に当たる。違反行為事例には2つの例が新設され、ポスター用に発注したキャラクターデザインをグッズにも使い、その分の対価を払わなかった場合、動画の著作権譲渡が発注内容に含まれるかを明確にしないまま対価の算定根拠も説明せず譲渡させた場合が挙がった。発注直前の取消しで受託側が別の仕事を入れられなくなった場合も、やり直しの違反例に加わった。6月24日に公取委・中小企業庁・特許庁が公表した知財取引指針を踏まえた改正で、6月24日から7月23日までの意見募集では20件の意見が出ていた。
- AI
オーディオストックが東証グロース上場 100万点の許諾済み音源をAI研究向けに販売、音楽生成AI開発への使用は禁止
音源のライセンス販売を手がける株式会社オーディオストック(岡山市北区)が9月16日、東京証券取引所グロース市場に新規上場した。同社は登録音源100万点超を抱え、クリエイターから著作権を預かって映像制作者などに売る事業を主軸とする。あわせて研究・機械学習向けに40万点以上の音源データセットも販売しており、用途は音声認識や楽曲解析、雑音抑圧などに限り、「音楽生成AI開発のための使用はできません」と明記している。クリエイター利用規約でも、AIや自動作曲システムで生成された作品の登録を禁じている。AIの学習データを巡って無許諾利用の是非が争われるなか、許諾を取った音源をAI研究に供給する事業者が上場企業となった。
- 芸能
ドリカムのロゴ無断グッズ「法的措置の対象」 所属事務所が警告 中村正人さん「推し活だから、の言い訳は通らない」
DREAMS COME TRUEの所属事務所である株式会社ディーシーティーエンタテインメントは9月15日、公式サイトに「ご注意」と題した告知を掲載し、同グループの図形ロゴやデザインを無断で使ったグッズの作成・販売が横行しているとして、侵害行為停止の申し入れや法的措置の対象になる可能性があると警告した。会場での販売・配布だけでなく、SNSへの掲示も対象に挙げ、有償・無償を問わず無断使用をやめるよう求めた。買う側・受け取る側にも控えるよう呼びかけている。メンバーの中村正人さんも同日、公式サイトのブログで「お願いではなく、権利関係の法律に基づく厳重警告です」と書き、「ファンだから、推し活だから、無料だから、という言い訳で許される可能性はありません」と述べた。全国ツアーは9月27日の横浜アリーナ公演で終わる日程で、終盤に差しかかっている。
- AI
AI作曲のSuno、レコード大手と共同開発した初の新モデル「v6」公開 歌詞を1語だけ差し替え可能に
音楽生成AIを手がける米Sunoは9日、新世代の音楽モデル「v6」を公開した。ワーナーミュージック・グループ、BMG、Believeといったレコード業界のパートナーと共同で開発した初のモデルだと位置づけている。旗艦の「v6」、意外性を狙う「v6-wild」、全ユーザーが使える軽量版「v6-mini」の3種類で、いずれも最長8分の曲を生成できる。曲全体を作り直さずに歌詞を1語だけ差し替えたり、複数の曲から一度にマッシュアップを作ったりする編集機能を備えた。Sunoは2025年11月以降、レコード大手との提携を相次いで発表しており、権利者と合意した形でのAI音楽の流通を進めている。