第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)のトライアスロン競技が9月20日、愛知県蒲郡市の特設コースで行われ、男子個人で北條巧(NTT東日本・NTT西日本)が52分56秒で優勝した。日本トライアスロン連合(JTU)によると、19日に開幕した今大会で最初に決まった金メダルで、男子個人では日本勢の5連覇となる。女子個人は中国のリン・シンユー(Lin Xingyu)が57分37秒で制し、林愛望(日本福祉大学・NTT東日本・NTT西日本)が58分36秒で銅メダルを獲得した。
五輪の半分の距離、上位3人が15秒差
男子は午前8時30分にスタートした。距離はスイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロの「スプリントディスタンス」。JTUの競技紹介によると、五輪で採用されるオリンピック・ディスタンス(スイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロの計51.5キロ)のちょうど半分にあたる。
短い距離では大きな差がつきにくく、実際に上位は僅差で並んだ。北條は2位の中国のチャン・シールイ(Xirui Zhang、53分05秒)と9秒、3位のカザフスタンのアルラン・ジャナバイ(Arlan Zhanabay、53分11秒)と15秒の差で競り勝った。日本のもう1人、安松青葉(三井住友海上)は54分11秒で8位だった。
女子は「4連覇」が途切れる
JTUは大会前の開催案内で、日本勢は直近4大会で男女個人とも4連覇、男女2人ずつがつなぐミックスリレーで3連覇の記録を持ち、連勝記録の更新を狙うと記していた。
男子はこれを5に伸ばした一方、女子は記録が途切れた。午前11時に始まった女子個人は、リン・シンユーに続いて同じ中国のホアン・アンチー(Huang Anqi、57分58秒)が2位に入り、中国勢が上位を占めた。3位の林は愛知県西尾市の出身で、地元開催の大会で表彰台に立った。平泉真心(トランスコスモス)は59分01秒で5位だった。
北條は30歳、8年前も同じ蒲郡で優勝
JTUのプロフィールによると、北條は1996年4月7日生まれの30歳で、埼玉県北本市の出身。日本トライアスロン選手権を2018年、2019年、2024年と3度制し、2023年にはワールドトライアスロンカップの韓国・龍仁大会で優勝している。昨年はアジアトライアスロンスプリント選手権も勝った。
今回と同じ蒲郡では2018年、23歳以下の選手が争うアジアU23選手権を制している。8年を経て、同じ土地でアジアの頂点に立った形だ。
21日はミックスリレー
21日午前9時30分からは、男女2人ずつが交代でスイム300メートル、バイク6.6キロ、ラン2キロの「スーパースプリントディスタンス」をつなぐミックスリレーが同じコースで行われる。日本はこの種目で3連覇中で、JTUは個人でメダル2個を得た日本代表が3つ目のメダルを狙うとしている。予備日は22日に設けられている。
アジア競技大会が日本で開かれるのは、1994年の広島大会以来32年ぶり。大会は10月4日まで続く。
