「ポケットモンスター」シリーズを開発するゲームフリークは14日、完全新作のモバイルゲーム「雨のちハレ女」(あめのちはれおんな)を発表した。日本全国の天気予報と連動し、現実世界の天気がゲーム内のあらゆる場面に影響する。対応機種はiOS・Androidで、基本プレイ無料。配信は今冬を予定する。
「明日の天気が魔法になる」 現実の空模様がゲームを動かす
同社はコンセプトを「明日の天気が魔法になる」と説明し、「現実世界の天気がゲーム内のあらゆる場面に影響し、日常に密着した新しいゲーム体験を提供いたします」としている。ジャンルは「洗濯ゲーム」と銘打たれた。
連動の対象は日本全国の天気予報で、遊ぶ人が住む地域の空模様がそのままゲーム内に持ち込まれる。プレーヤーが操作や課金で状況を作り出すのではなく、外の天気という自分では動かせない条件を前提に遊ぶ点が、一般的なスマートフォンゲームと異なる。雨が続けば洗濯物が乾かないという生活実感に近い困りごとを、そのまま遊びの軸に据えた形だ。
舞台は現代の日本で、天気を力に変えて人々の気持ちを晴らす魔法少女「ハレ女」こと晴渡ひまわりと、そのパートナーで力を与える神の使い「クモリン」こと洗井ぽんが、日本中をハレやかにしていく物語を描く。声優は晴渡ひまわりを河野ひよりさん、洗井ぽんを長野佑紀さんが務める。
手がけるのはポケモン本編のディレクター
ディレクター兼プロデューサーを務めるのは、ゲームフリークの大森滋氏である。大森氏はポケモン本編シリーズで「ポケットモンスター サン・ムーン」や「ソード・シールド」のディレクターを担当してきた人物で、ポケモン公式サイトのインタビューにも制作の中心人物として登場している。
その大森氏が、据え置き機向けの本編シリーズではなく、スマートフォン向けの完全新作を率いる点が今回の発表の核にある。ゲームフリークは近年、2027年に世界同時発売を予定する「ポケットモンスター ウインド・ウェーブ」のほか、今年8月に発売したアクションRPG「Beast of Reincarnation」など、ポケモン以外の自社タイトルも手がけている。「雨のちハレ女」は、その路線をモバイル領域に広げるものと位置づけられる。
開発パートナーはクロノゲートで、シナリオディレクターは同社の杉中克考氏が担当する。
詳細は今夜の生放送と東京ゲームショウで
発表と同じ14日の19時からは、公式生放送「ハレ女部ミーティング#1」が配信される。配信はウェザーニューススタジオから行われ、MCはウェザーニュースキャスターの山岸愛梨さんが務める。大森氏と杉中氏が制作の経緯と世界観を語り、後半では河野さんと長野さんがキャラクターを紹介する予定だ。天気を扱う番組のスタジオとキャスターを起用した形である。
番組では、17日に開幕する東京ゲームショウ2026のゲームフリークブースの出展内容も公開される。東京ゲームショウ2026はCESA(コンピュータエンターテインメント協会)などが主催し、幕張メッセで17日から21日までの5日間開かれる。17、18日がビジネスデイ、19日から21日までが一般公開日で、開催期間は過去最長の5日間となる。今年のテーマは「遊びづくしの5DAYS」である。
発表時点で公開されているのはキービジュアルとティザー映像、主要キャラクターの情報にとどまり、具体的な遊び方や天気データの取得方法は明かされていない。詳細は今夜の生放送と東京ゲームショウの会場で示される。
