福岡ソフトバンクホークスが17日、京セラドーム大阪でのオリックス・バファローズ戦に7-1で勝ち、3年連続のパシフィック・リーグ優勝を決めた。日本野球機構(NPB)の発表によると、この日は優勝へのマジックナンバーが「2」で、ソフトバンクの勝利と、2位・埼玉西武ライオンズの敗戦がそろって優勝が確定した。3年続けてのリーグ優勝は、南海ホークス時代の1966年以来60年ぶりとなる。

自力の勝利と西武の敗戦が同じ日に重なった

NPBによると、この日の試合はオリックスとの23回戦だった。同じ日、西武はエスコンフィールド北海道で北海道日本ハムファイターズに2-4で敗れている。マジックナンバーは「勝てば優勝に近づく残り勝ち数」を示す数字で、自分たちの勝ちと、追う相手の負けの両方で1つずつ減る。「2」だったソフトバンクは、17日に両方が起きたことで一気に「0」になった。

NPBの16日現在のチーム勝敗表では、ソフトバンクが131試合で83勝45敗3分、勝率.648。2位の西武は132試合で73勝55敗4分、勝率.570で、その差は10ゲームだった。17日の結果を加えると、ソフトバンクは84勝45敗3分、西武は73勝56敗4分になる。パ・リーグの公式戦は1球団143試合で、西武に残された試合は10。すべて勝っても83勝までしか届かず、2位以下が追い越せる可能性は消えた。

「22度目」と「24度目」、二つの数え方がある理由

優勝の回数は、NPBの発表と球団の発表で数字が違う。NPBは「3年連続22度目のパ・リーグ優勝」とし、注釈で「他に一リーグ時代に2度優勝」と添えた。球団は自らの発表で「通算24回目」としている。両者は食い違っているわけではなく、1950年にセ・パの2リーグに分かれる前の時代を含めるかどうかの違いだ。22と2を足せば24になる。

球団名が変わってきたことも、数字を分かりにくくしている。球団は今回の優勝を通算24回目としたうえで、「ソフトバンクホークスとしては9回目」と発表した。残る15回は、南海ホークスなど以前の球団名だった時代に積み上げた優勝になる。1966年以来という3連覇の数え方も、名前が変わっても歴史を通算する球団の立場に沿ったものだ。福岡に本拠地を移して以降に限れば、3年続けてのリーグ優勝は今回が初めてとなる。

60年ぶりの3連覇、次はファイナルステージから

球団は今季のスローガンに「全新(ゼンシン)」を掲げていた。前年に連覇と日本一を達成しながら、これまでの成功に縛られずに進化する、という意味を込めたもので、球団は発表で、変革と全力での前進を実行した結果だと説明している。

NPBの榊原定征コミッショナーは祝辞を出し、「機動力と勝負強さを兼ね備えた強力な打撃陣と、継投の妙が冴え渡った投手陣が見事に噛み合い、まさに『王者の貫禄』を見せつける戦いぶりでした」と評した。そのうえで「チームを一つにまとめ上げ、盤石の勝ちパターンを確立させた小久保監督の下、コーチ・選手・スタッフが一丸となり、総合力でつかみ取った3連覇に心から賛辞をお贈りします」と述べている。

ただ、リーグ優勝がそのまま日本シリーズ行きを意味するわけではない。NPBによると、ソフトバンクは10月14日から始まる「2026 パーソル クライマックスシリーズ パ」のファイナルステージに出場する。2位と3位が先に短期決戦を戦い、勝ち上がった球団がリーグ優勝チームに挑む仕組みで、ソフトバンクはその勝者を迎え撃つ側に回る。ここを突破して初めて、23度目となる日本シリーズの舞台に立つ。

球団は17日、みずほPayPayドームでリーグ優勝のパブリックビューイングを開いた。本拠地での公式戦最終戦は27日で、球団はこの日のセレモニーに登壇するファン代表のメッセージをすでに募集している。