ユニバーサル ミュージックは9月15日、8人組ダンス&ボーカルグループMAZZELの新曲「Touch」が、10月3日に始まる東海テレビ・フジテレビ系の連続ドラマ「再生のウズメ」の主題歌に決まったと発表した。作詞はMAZZELをプロデュースするSKY-HIが担当する。あわせて10月21日発売のCD全4形態のジャケット写真も公開した。

デモを聴いた原作者が起用を希望

ドラマ公式サイトによると、起用のきっかけは番組プロデューサーが主題歌を探していた段階にさかのぼる。「Touch」のデモを聴いたプロデューサーが原作者の漫画家・天堂きりん氏に相談したところ、楽曲のあたたかさに感動した天堂氏も主題歌としての起用を希望し、オファーが決まったという。

プロデューサーの松本圭右氏は公式サイトで「人と人のつながりがテーマの物語であり、主題歌は主人公のウズメだけでなく、他の登場人物や、見てくださる視聴者の方も包み込む楽曲が良いと思っていました」とし、「スッと心に溶け込むような曲調や歌声がまさに求めていた楽曲そのものだと感じました」と説明している。さらにSKY-HIとのやり取りの中で、この曲が長年一緒にチームを組んでいるスタッフへの思いを乗せたものだと聞いたことも明かした。

MAZZELのKAIRYUさんは「『グループやメンバーの個性』、『愛』、『温かさ』。『Touch』はさまざまな魅力を持つ僕らだからこそ歌える、歌う意味のある、どこか懐かしさも感じる至極のバラードとなっています」とコメントを寄せた。MAZZELは2023年にデビューしたBMSG所属のグループで、8月31日に発表された5枚目のシングル「Touch」には表題曲のほか「So Strawberry」「Round 12」を収録する。「Round 12」の歌詞はメンバーのSEITOさんとSKY-HIが共作した。先行配信は10月19日、CD発売は21日で、通常盤、初回限定盤、UNIVERSAL MUSIC STORE盤、ファンクラブ限定のMUZEUM盤の4形態が用意される。

主題歌とは別に、書き下ろしのオープニングテーマ

この作品では主題歌のほかに、ドラマ冒頭のタイトルバックで流れるオープニングテーマが別に用意されている。担当するのは3人組ポップスバンドのレトロリロンで、書き下ろし曲「Dear」が使われる。同バンドは9月8日に自身の公式サイトで起用が決まったことを伝えていた。

松本氏は、このドラマのテーマの一つが人が誰にも見せない部分で抱えている「痛み」や「傷」だとしたうえで、「Dear」のデモについて「まさに聞く人の人生を『そのままでいいよ』と肯定してくれるようなやさしさに溢れていて、思わず涙が止まらなくなりました」とコメントしている。制作側は原作や企画書、台本を読んでもらったうえでレトロリロンに制作を打診したという。バンドは「直接伝えるのが難しい沢山の気持ちを、自分なりの言葉で書き残す。そんな手紙のような楽曲です」とコメントしている。レトロリロンは洗足学園音楽大学の同期が2020年6月に東京で結成したバンドで、ボーカル・ギターの涼音さん、キーボードのmiriさん、ドラムの永山タイキさんの3人で活動している。

原作は「2年前に終了を決意」した連載

原作は天堂きりん氏が祥伝社の漫画誌「FEEL YOUNG」で連載中の同名漫画で、公式サイトには単行本の第3巻までが紹介されている。40歳でひきこもり歴12年の元子役・田村ウズメが、便利屋での仕事を通じて人とのつながりを取り戻していく物語だ。

天堂氏は公式サイトに寄せたコメントで、「『誰かのためを思って描こう』と心に決めて始めた連載でしたが、思うような結果が出ず、実は2年前に終了を決意していました。だけどその矢先、ドラマ化のお話をいただき連載を継続」と、作品が続いた経緯を明かしている。連載が続いているため、ドラマにはオリジナルの展開や原作の先の場面も登場するという。

主演のウズメを演じるのはイモトアヤコさんで、連続ドラマの主演は初めて。ウズメをスカウトする便利屋「救ちゃん」代表の興梠侑誠役に白洲迅さん、母・咲子役に市毛良枝さん、父・久仁彦役に菅原大吉さん、便利屋スタッフの小田切舞役に大原梓さんが名を連ねる。放送は東海テレビ・フジテレビ系の全国ネットで、10月3日から毎週土曜午後11時40分。「その女、ジルバ」「おっパン」を送り出してきた通称「土ドラ」の枠にあたる。