3人組グループ「Number_i(ナンバーアイ)」が、デジタルシングル「BUGS LIFE」を7月13日午前0時に配信リリースする。メンバーの神宮寺勇太がプロデュースを担当した楽曲で、本人たちの公式X(旧ツイッター)などで発表された。発表と同時にジャケット写真と新しいアーティスト写真が公開され、配信サービスでの事前予約(プレアド・プレセーブ)も始まった。
神宮寺勇太がプロデュース
Number_iは、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人によるグループで、2023年に結成された。マネジメント会社「TOBE」に所属し、国内にとどまらず海外も視野に活動している。旧ジャニーズ事務所からの独立後、メンバー自身が楽曲制作や演出に深く関わるスタイルを打ち出してきた。
「BUGS LIFE」でプロデュースを手がけたのは、その神宮寺だ。作詞・作曲そのものだけでなく、曲のコンセプトから世界観づくりまでをメンバーが主導する形は、グループが独立以降に強めてきた方向性の延長線上にある。
タイトルの「バグ」に込めた意味
楽曲は「デジタルとは何か」という問いを起点に作られたという。曲名の「BUGS(バグ)」は、本来はコンピューターシステムの不具合を指す言葉だ。Number_iは、いくつもの偶然が重なってファンの前で歌い踊れている今の状況を、システムに起きた「奇跡的なバグ」になぞらえ、そこに前向きな意味を持たせたと説明している。
デジタルな音のイメージを軸に据えつつ、機械的な無機質さではなく、偶然が生む高揚感をテーマにした点が、この曲の狙いといえる。
「フォンク」を土台に、あえてテンポを抑える
楽曲の土台となっているのは、「フォンク(Phonk)」と呼ばれる音楽ジャンルだ。フォンクは、1990年代の米国南部のヒップホップをルーツに持ち、重い低音やこもったような独特のリズムが特徴で、近年は短尺動画アプリとともに世界的な人気を集めている。
「BUGS LIFE」は、テンポの速い曲が多いフォンクにあって、あえてBPM(1分あたりの拍数=曲の速さの単位)を抑えめに設定したのが特徴だ。速さで押し切るのではなく、Number_iの持ち味であるキレのあるダンスを見せることを優先したという。さらにアフリカンビートやラテンビートを織り交ぜ、途中で表情が切り替わるスリリングな展開に仕上げたとしている。
独立後の路線をどう押し進めるか
Number_iはこれまでも、海外の音楽フェスへの出演や英語詞の楽曲など、日本の外を意識した活動を続けてきた。SNS発で国境を越えて広がるフォンクを取り入れ、メンバー自身がコンセプトから作り込んだ今回の新曲は、その路線をさらに進めるものとなる。配信開始は13日午前0時で、リリースまでにジャケット写真やティザー(予告)映像で楽曲の世界観を小出しにしていく。