「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」の主催者は9月20日、千葉市蘇我スポーツ公園で21日に予定していた最終日の公演を中止すると公式サイトで発表した。台風25号(ドゥージェン)の影響で、21日は20日を大幅に上回る雨量が終日にわたって予測され、台風の最接近に伴う強風も見込まれることから、「会場内外の安全確保が困難であると判断いたしました」としている。
20日になって「予測される影響が悪化」
主催のJフェス事務局は告知で、21日の開催に向けて台風の影響を慎重に検討してきたと説明したうえで、「本日に至り、予測される影響が悪化してしまいました」と経緯を記した。来場予定者と出演アーティスト、スタッフら関係者すべての安全を最優先に考えた結果、20日の段階で中止を決断せざるを得なかったとしている。開催を信じて予定を整えていた来場者には「心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
前日の19日には、20日の公演は予定通り実施すると告知していた。台風の進路が変わり、最接近が予報より遅くなる見込みになったためで、21日の開催可否は20日午後1時までに知らせるとしていた。その期限どおりに示された判断が、中止だった。
21日は開場午前8時30分、開演11時45分、終演午後8時15分の予定で、GRASS STAGEなど4ステージを使う構成だった。公式サイトによると、同日午後1時15分からはGRASS STAGEにINIが出演する予定だった。
21日分は払い戻し セット券は他の日を使っていても対象
払い戻しの範囲も同時に示された。21日の1日券、または21日を含むセット券を買った人には、21日分のチケット代金を払い戻す。返金は代表者にまとめて行う。
セット券は複数日をまとめて買う券種で、今回は「21日以外の日のチケットが使用済みであっても払い戻しには影響いたしません」と明記した。19日や20日に実際に来場していても、行けなくなった21日分だけは戻る、という意味になる。公式アプリ「Jフェス」上の電子チケットは公演翌日以降に表示されなくなるが、購入履歴をもとに手続きするため払い戻しには影響しないとしている。
荷物を預けるクロークの事前販売チケットを買っていた人には、クローク代金を返金する。21日のチケットを持ったままオフィシャルグッズをプレオーダー(事前注文)していた人は、注文自体をキャンセルして返金する扱いになる。払い戻しの方法や金額、受付期間は9月中に公式アプリと公式サイトで改めて案内するという。
気象庁は21日「非常に激しい雨」、24時間200ミリを予想
気象庁が20日午後0時45分に発表した情報によると、大型で強い台風25号は同日正午の時点で日本の南にあり、中心気圧970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートルで、北北西へ時速10キロで進んでいた。21日正午には八丈島の西南西約130キロに達し、中心気圧965ヘクトパスカルまで発達して北北東へ向かうと予想されている。会場のある千葉県は、この進路の延長線上にあたる。
銚子地方気象台が20日午前10時42分に出した千葉県の天気概況は、21日について「台風第25号が本州の南海上を通って関東甲信地方に接近するため、雨で昼前から雷を伴い非常に激しく降る所がある見込み」とした。20日正午から21日正午までの予想降水量は、会場を含む千葉県北西部で1時間に多い所50ミリ、24時間で多い所200ミリ。太平洋沿岸の海上は21日にうねりを伴う大しけになる見通しで、警戒を呼びかけている。
同じ千葉市では東京ゲームショウも21日を中止
台風25号による21日の中止は、千葉市内の大型イベントで相次いだ。幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2026」も、主催する一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)などが19日、最終日の21日を終日中止すると発表している。21日は敬老の日で、19日から23日の秋分の日まで5連休にあたり、行楽の予定が集中する時期と重なった。
ロッキンの今年の日程は9月12・13日と19〜21日の5日間で、主催はロッキング・オン・ジャパンとTOKYO FM。入場券は6月26日の第3次抽選先行の結果発表をもって全日程が完売し、一般発売も当日券も設定されていなかった。売り切れていた5日間のうち、最後の1日が実施されないまま終わることになる。
