ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、入場券にあたる「スタジオ・パス」の価格設定を9月1日から見直すと発表した。1日券の最も安い価格帯を500円引き下げる一方、発売後に価格が上がっていく新しい仕組みを取り入れる。

何が変わるのか

見直しの対象は、1日券にあたる「1デイ・スタジオ・パス」だ。最も安い価格帯が、現在より500円安い8400円になる。

ただし、単純な値下げではない。新しい仕組みでは、まず日ごとに設定された最低価格からチケットの販売が始まり、その後、売れ行きに応じて設定された範囲内で価格が上がっていく。同じ来園日のチケットでも、買うタイミングが遅くなるほど高くなる可能性がある。このため、基本的には早めに購入するほど安く済むことになる。

「ダイナミックプライシング」とは

こうした、需要に応じて価格が変わる仕組みは「ダイナミックプライシング(変動価格制)」と呼ばれる。航空券やホテルの宿泊料金では以前から一般的で、混み合う時期は高く、すいている時期は安くなる。

USJは、これまでも来園日によってチケット価格を変える「日別価格」を導入してきた。今回はそれをさらに進め、「発売後の値上がり」という時間の要素を加えた形だ。人気が集中する日や連休は高くなりやすく、平日など需要の少ない日は安く抑えられる。

来園者への影響

利用者にとっては、行く日と買う日を早めに決めて予約するほど、費用を抑えやすくなる。逆に、直前になってからの購入や、人気の高い日の来園は、割高になる場面が増えそうだ。

こうした価格の仕組みは、特定の日に来園者が集中しすぎるのを防ぎ、混雑を平準化する効果も期待される。テーマパークの入場券が「いつ買うか」で値段が変わる時代が、さらに広がりつつある。