サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会で現地7月5日、決勝トーナメント2回戦(ベスト16)が行われ、優勝候補の一角に挙げられていたブラジルがノルウェーに1-2で敗れ、大会から姿を消した。世界最多の5度の優勝を誇る「サッカー王国」の早期敗退は、今大会最大級の波乱となった。

ハーランドが後半に2発

試合はノルウェーのエースで、イングランドの強豪マンチェスター・シティに所属する点取り屋、アーリング・ハーランドが決めた。後半79分に先制すると、90分にも追加点を挙げて2-0とした。ブラジルは終盤にネイマールがPKで1点を返したものの、反撃は1点にとどまった。

ノルウェーはこの勝利で準々決勝(ベスト8)へ進出した。ハーランドを擁しながら長く本大会から遠ざかっていたノルウェーにとって、大きな一勝となった。

日本を破った相手が敗退

ブラジルは決勝トーナメント1回戦で日本代表を破って勝ち上がっていた。日本にとっては、自分たちを止めた強敵がその次の試合で敗れた形で、W杯の勝ち上がりの厳しさと紙一重の勝負をあらためて印象づける結果となった。

今大会は出場国が従来の32から48に拡大された初めてのW杯で、グループリーグの後に、より多くのチームが入る決勝トーナメントを勝ち抜く方式となっている。試合数が増え、強豪でも一度の取りこぼしが命取りになる展開が続いている。

ノルウェーの躍進と今後

ノルウェーはハーランドの得点力を軸に、今大会でベスト8まで勝ち上がった。ブラジルは前回大会でも準々決勝で敗れており、2大会続けて優勝に届かないまま大会を去ることになった。

決勝トーナメントは各地で熱戦が続いており、ノルウェーの準々決勝の相手は、ほかのベスト16の勝者との対戦で決まる。ブラジルを破った勢いをそのまま持ち込めるかが、次の試合の見どころとなる。