劇場版「チェンソーマン レゼ篇」が19日午前0時から、アマゾンの動画配信サービス「Prime Video」で見放題独占配信を始めた。アニメ『チェンソーマン』公式サイトが8月25日に告知していたもので、視聴にはアマゾンプライム会員の登録が必要になる。劇場公開は2025年9月19日で、ちょうど1年での配信解禁だ。アニメーション制作はMAPPA、配給は東宝。監督は吉原達矢が務め、上映時間は100分だった。

公開103日間で動員655万人

公式サイトは今年1月6日、公開から103日間にあたる2025年9月19日から12月30日までで、観客動員が655万人、興行収入が100億円を超えたと発表した。100億円に達したのは公開から103日目までの集計で、上映はその後も続いた。

発表に合わせ、原作者の藤本タツキがデンジとレゼを描き下ろしたイラストと、来場への礼を記したコメントが公開された。デンジ役の戸谷菊之介は「僕たちも頑張って良かったなと思ってます」と寄せ、レゼ役の上田麗奈は「タツキ先生の仰っていた『レゼという存在が残って欲しい』というその願いもきっと叶ったんじゃないか」とコメントしている。東宝は今年3月、ファイナル舞台挨拶を全国の映画館へ同時生中継する形で上映を締めくくった。

日本アカデミー賞は優秀賞

今年3月13日に開かれた第49回日本アカデミー賞では、優秀アニメーション作品賞の1本に選ばれた。同じ部門の最優秀賞は劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来で、ほかに「ひゃくえむ。」「ペリリュー −楽園のゲルニカ−」、劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像」が優秀賞に並んだ。

主題歌は米津玄師の「IRIS OUT」が務めた。公式サイトは今年1月9日、昨年末の紅白歌合戦で同曲が披露された際のパフォーマンス映像が解禁されたと告知している。

「レゼ篇」とは何か、次は「刺客篇」

「チェンソーマン」は藤本タツキの漫画で、チェンソーの悪魔と融合した少年デンジが、公安の悪魔狩り組織で働く姿を描く。2022年にMAPPAがテレビアニメ化し、劇場版はその続きにあたる初の劇場作品だった。「レゼ篇」は、デンジが偶然出会った少女レゼとの関係を通して日常が変わっていく原作エピソードを映像化したもので、PG12指定で上映された。

続きにあたる「刺客篇」は、6月19日の「MAPPA15周年記念 ラインナップ発表会」でティザー映像が公開されている。公式サイトによると、映像にはデンジを狙う刺客たちに加えて新しいキャラクターも登場した。劇場版とテレビシリーズのどちらになるか、公開時期がいつかは、まだ発表されていない。円盤(Blu-ray・DVD)の発売より先に配信が解禁された形で、次の続報は公式サイトとMAPPAの発表を待つことになる。