日本中央競馬会(JRA)は9月15日、柴田善臣騎手(60、美浦・フリー)から騎手免許の取消申請があり、9月18日付で騎手免許を取り消すと発表した。中央競馬の騎手としての騎乗は、1985年3月のデビューから41年半で終わる。JRAは同時に、引退式を11月1日に東京競馬場で行い、引退後は本会アドバイザーに就任する予定だと明らかにした。

2万2311回騎乗して2341勝

JRAが発表資料に載せた累計成績によると、柴田騎手の中央競馬での騎乗回数は2万2311回で、そのうち1着が2341回。勝率は10.5%にあたる。2着までに入った割合は20.9%、3着までなら30.5%で、10回に3回は掲示板に載せた計算になる。内訳は平地が2万2271回で2339勝、障害が40回で2勝だった。

初騎乗は1985年3月9日、中山競馬場の第6競走。イズミサンエイに乗って14頭中5着だった。初勝利も同じイズミサンエイで、1か月後の4月7日に中山競馬場の第3競走で挙げている。1966年7月30日生まれの青森県出身で、7月に60歳を迎えていた。

今年は3勝、4月以降は騎乗なし

JRAが9月13日時点でまとめた本年の成績は、平地68回の騎乗で1着3回、2着3回、3着1回。勝率は4.4%で、累計の10.5%を大きく下回っていた。障害の騎乗はなかった。

中央競馬の騎手は、JRAから騎手免許を受けて初めて騎乗できる。免許を返す際は本人が取消申請を出し、JRAがこれを受けて免許を取り消す手続きをとる。今回の9月18日という期日は、この申請に基づくものだ。

引退式は天皇賞・秋の当日

引退式が行われる11月1日の東京競馬場では、同じ日にG1の天皇賞(秋)が組まれている。JRAが公表している2026年の重賞レース一覧によると、3歳以上の馬が芝2000メートルで争う一戦だ。引退する騎手の式典を、その年で最も格の高い競走の一つが行われる日に合わせた形になる。

JRAの発表資料によると、柴田騎手が最初に免許を受けたのは1985年で、免許の種類は平地。所属は関東の拠点である美浦で、特定の厩舎に属さないフリーとして騎乗していた。身長は164.0センチ、体重は53.0キロと記載されている。

騎手を退いた後は、JRAのアドバイザーに就く予定になっている。