アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は1日、米オープンAIの最新の生成AIモデルと、ソフトウェア開発を支援するAI「Codex」を、自社の生成AIサービス「Amazon Bedrock」で一般提供を始めたと発表した。両社の提携拡大に伴う措置で、AWSの利用企業が普段の業務基盤のまま最新モデルを使えるようになる。

提供内容

AWSによると、Bedrockで使えるようになったのは、コーディングや推論、自律的に作業を進めるエージェント型の処理に向けた「GPT-5.5」、価格と性能を抑えた「GPT-5.4」、開発作業を代行する「Codex」の3種類だ。いずれもBedrockの推論基盤を通じて利用する。

提供地域は当初限られる。GPT-5.5は米国東部(オハイオ)、GPT-5.4は米国東部(オハイオ)と米国西部(オレゴン)、政府向けの「AWS GovCloud(US-West)」で使え、今後拡大するという。

料金とデータの扱い

料金は使ったトークン量に応じた従量課金で、利用者ごとのライセンスや開発者単位の継続契約は要らないとしている。データは利用者が選んだBedrockのリージョン内で処理が完結すると説明し、データ主権やセキュリティへの配慮を強調した。

導入の「壁」を下げる狙い

AWSが繰り返し強調するのは、企業が既に使っているセキュリティや購買、ガバナンスの仕組みのまま、最新モデルを本番運用できるという点だ。先進的なAIを業務に取り入れる際の障壁を下げる狙いがある。

オープンAIは、サイバー防御向けのモデルや「Codex Security」を含む取り組みの拡大も示している。コンソール対応や提供地域の拡充も予定するという。