参政党は11日、10月18日に投開票される横浜市長選について、立候補予定者の福山あつし(敦士)氏と政策協定を締結し、福山氏を正式に推薦して「党を挙げて応援する」と発表した。横浜市選挙管理委員会によると、告示は10月4日で、告示まで3週間余りとなった。
協定は8分野 学校給食や地域交通も
参政党の発表によると、協定は「横浜市の将来世代に、活力があり、安全で自立した地域社会を引き継ぐとの共通認識のもと」に結んだとしている。
挙げられた項目は、市政改革および財政の透明化、横浜市民の所得向上と子育てや教育環境の向上、質の高い学校給食、防災対策、地域交通の強化、GREEN×EXPO 2027の費用検証および跡地利用、スポーツ振興および子どもの遊び場の確保、地域の安全や生活秩序の確保と公正な雇用――の8分野。同党は「横浜市の現在と将来に関わる重要な政策課題について、双方が具体的な方向性を共有した」と説明し、「一部の組織や団体のためではなく、横浜市民のための政策実現」に取り組むとした。協定書そのものも同党のサイトで公開している。
協定に入ったGREEN×EXPO 2027は、2027年3月19日から9月26日まで横浜市の上瀬谷地区で開かれる2027年国際園芸博覧会である。主催は日本国際園芸博覧会協会で、市は開催都市として会場整備や跡地のまちづくりに関わる。次の市長の任期は、そのまま博覧会の開催期間と重なる。
告示10月4日、投票資格は7月3日までの転入者
横浜市選挙管理委員会によると、告示日は10月4日(日曜日)、投票日は10月18日(日曜日)で、投票時間は午前7時から午後8時まで。開票は即日で、午後9時15分から始まる。立候補予定者を対象にした説明会は12日に開かれた。
投票できるのは、投票日時点で満18歳以上(2008年10月19日までに生まれた人)の日本国民で、住民票が作成された日から引き続き3カ月以上、横浜市の住民基本台帳に記録されている人である。市外からの転入者は、選挙人名簿登録基準日の3カ月前にあたる7月3日までに転入届を出していれば投票でき、7月4日以降の届け出では投票できない。市内で区をまたいで引っ越した場合は、9月1日までに異動届を出していれば新しい住所での投票となる。
選挙公報は投票日2日前の10月16日までに各世帯へ配られ、区役所や地区センターにも置かれる。候補者情報と選挙公報を載せるページは市選管が用意しており、告示後に順次掲載される。
前市長の辞職に伴う任期途中の選挙
今回の市長選は、山中竹春前市長が9月7日付で辞職したことに伴うものである。市が設置した第三者委員会が職員へのハラスメント行為を認定し、山中氏はこれを受けて職を辞した。任期満了を待たない選挙のため、当選者の任期は満了までではなく、新たに4年となる。
横浜市は政令指定都市のなかで最も人口が多い自治体である。学校給食や地域交通、上瀬谷地区の開発など、政策協定に並んだ項目はいずれも市が単独で判断できる範囲が広く、市長が交代すれば方針が変わりうる分野にあたる。
