宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、大型ロケット「H3」6号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。第2段機体を所定の軌道に投入し、搭載した小型衛星の分離を確認したと発表した。打ち上げは成功した。

打ち上げの結果

JAXAによると、6号機は同日午前9時53分に打ち上げられ、第2段機体を計画通りの軌道に投入した。打ち上げから約16分後に小型衛星「PETREL」と「STARS-X」を分離し、その後の地球周回を経て「BRO-22」「VERTECS」などの衛星にも分離の信号を送ったことを確認した。

「30形態」の試験機

6号機は「30形態」と呼ばれる試験機にあたる。報道によると、固体燃料の補助ロケット(ブースター)を使わず、1段目のエンジンを増やす構成で、H3の各形態の中で打ち上げ費用を最も抑えられるという。安い価格で衛星を軌道に運ぶ需要に応える狙いがある。