18日に公開される映画「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」の公式サイトは12日、公開初日から全国の映画館で入場者に映画オリジナルの小冊子を配ると発表した。全国合計150万部の限定で、鑑賞者1人につき1冊を手渡す。
150万部限定の「特別捜査本部資料」
配るのは「特別捜査本部資料」と題した小冊子で、公式サイトは「本編の裏情報がたっぷり詰まった、映画がさらに楽しめる特別な冊子」と説明している。18日から上映館で配布し、数に限りがあるため無くなり次第終了となる。非売品で、転売や内容の複写・複製・転用は禁じている。
入場者プレゼントは、邦画が公開初動の動員を積み上げるために使ってきた定番の手法である。配布物そのものが目的で劇場に足を運ぶ観客を見込め、初週の数字が翌週以降の上映規模を左右するためだ。150万部という部数は、この作品がどれだけの観客を想定しているかを示す数字でもある。公式サイトによると、シリーズの映画8作の累計動員数は3863万人で、単純に割れば1作あたり約483万人になる。
初日舞台挨拶を全国の劇場へ生中継
配給する東宝は、公開初日の18日に東京・TOHOシネマズ日比谷で初日舞台挨拶を開くと告知している。15時50分の回の上映終了後に行い、その模様を全国の劇場へ同時に生中継する。
登壇予定者は主演の織田裕二のほか、趣里、白洲迅、増田貴久、野呂佳代、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、藤吉夏鈴(櫻坂46)、齊藤なぎさ、本広克行監督である。中継を実施する劇場は東宝の特設ページで一覧が公開されている。
青島主演の劇場版は14年ぶり
「踊る大捜査線」は1997年の連続ドラマで始まり、警視庁湾岸署の刑事・青島俊作を主人公に据えたシリーズとして定着した。公式サイトによると、映画8作の累計興行収入は524.1億円。第2弾「THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年)は興行収入173.5億円を記録し、日本映画製作者連盟の集計でも同年の邦画1位となっている。
シリーズは2012年の「THE FINAL 新たなる希望」でいったん幕を閉じた。2024年に「踊るプロジェクト」として12年ぶりに動き出したが、その時に用意されていたのは柳葉敏郎主演の「室井慎次」2部作だけだった。青島を主人公に戻した劇場版は、今作が14年ぶりになる。
新作は監督が本広克行、脚本が君塚良一、企画・プロデュースが亀山千広と、連続ドラマからシリーズを担ってきた布陣が並ぶ。副題の「N.E.W.」は「NEXT. EVOLUTION. WORLD.」の頭文字で、青島が警視庁刑事部捜査第一課に着任した2026年を舞台にする。誘拐事件の犯人が青島を身代金の「運び屋」に指名し、3Dプリンター拳銃による連続殺人と、盗まれた毒性ウイルスをばらまくという脅迫が重なる筋書きだ。
公開に合わせ旧作を地上波で連続放送
公開前後には、シリーズの旧作が地上波で順に放送される。公式サイトの一覧では、8月15日の「THE MOVIE」を皮切りに、9月5日に「THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」、12日にドラマ「THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」を放送した。公開翌日の19日には「THE FINAL 新たなる希望」、26日には「交渉人 真下正義」が続く。
スピンオフも10月1日の「容疑者 室井慎次」から、3日の「室井慎次 敗れざる者」、10日の「室井慎次 生き続ける者」まで並ぶ。29年分の作品を公開の前後1か月に集めて流し、劇場へ客を送る組み立てである。公式サイトは放送日を予定としており、変更の可能性があるとしている。
