気象庁は7月8日、近畿、中国、九州北部の各地方が梅雨明けしたとみられると発表した。いずれも平年より11日早く、西日本の広い範囲で本格的な夏を迎える。
平年より11日早い梅雨明け
今回、梅雨明けが発表されたのは近畿、中国、九州北部の3地方で、いずれも「7月8日ごろ」の梅雨明けとされた。平年の梅雨明けは7月19日ごろで、それより11日早い。ただし、梅雨明けが早かった昨年(6月27日ごろ)と比べると、11日遅い。
すでに沖縄は6月29日ごろ、奄美は7月1日ごろに梅雨が明けている。一方、九州南部や四国、東海、関東甲信などはまだ梅雨明けが発表されておらず、これらの地方の梅雨明けは今後、順次発表される見通しだ。
「速報値」とは
気象庁が発表する梅雨明けの日付は、あくまで発表時点での「速報値」だ。実際の天候の推移をふまえ、秋になってから、その年の梅雨明けを改めて検討し、「確定値」として見直される。そのため、発表された日付が後から変わることもある。梅雨の期間は、農作物や水資源、防災に関わる重要な情報として、毎年記録・分析されている。
熱中症への警戒を
梅雨明け後は、上空の高気圧に覆われて気温が一段と上がり、厳しい暑さが続くと予想される。気象庁は熱中症への警戒を強く呼びかけている。全国では6月末から7月初めにかけて熱中症による救急搬送が急増しており、屋内でも油断はできない。のどが渇く前の水分補給や、我慢せずにエアコンを使うこと、屋外での作業や運動を控えめにするなど、一人ひとりの対策が欠かせない。