任期満了に伴う新潟市長選挙は10月25日に投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の中原八一氏(67)が14万3724票を得て3選を果たした。新潟市選挙管理委員会が午後10時42分に確定させた開票結果によると、いずれも無所属の新人で、大学非常勤講師の青木まなぶ氏(60)が4万6638票、会社経営の早武淳氏(60)が3万4900票だった。投票率は35.61%で、前回2022年の32.10%を上回った。

中原氏が有効投票の63.80% 2位の青木氏に約9万7000票差

市選管の開票結果によると、有効投票数は22万5262票。中原氏の得票はその63.80%にあたり、2位の青木氏(20.70%)とは9万7086票、3位の早武氏(15.49%)とは10万8824票の差がついた。青木氏と早武氏の得票を合わせても8万1538票で、中原氏の6割に届かない。

新潟市長選の候補者別得票(2026年10月25日)(票)

中原八一143,724青木まなぶ46,638早武淳34,900
中原氏の得票は、青木氏と早武氏の合計の約1.8倍出典: 新潟市選挙管理委員会「開票速報(確定 22時42分)」
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項目票
中原八一143,724
青木まなぶ46,638
早武淳34,900

中原氏の得票は、2位と3位の候補の合計を6万票余り上回った。投票総数は22万7742票で、このうち無効投票は2480票(1.09%)。前回の無効投票は3379票で、率は1.60%だった。

新潟市が公表している市長プロフィールによると、中原氏は1959年4月、旧内野町(現在の西区)の生まれ。新潟県議会議員を4期務めた後、参議院議員に当選し、国土交通大臣政務官などを務めた。2018年の市長選で初当選し、2022年に再選されていた。市長の現在の任期は11月17日に満了する。

3人の届け出の内容や選挙公報で掲げた訴えは、告示後の記事新潟市長選2026は10月25日投票 中原八一氏・青木学氏・早武淳氏の3人、期日前投票は前回を上回るで伝えた。今回の市選管の候補者届一覧表と開票結果は、青木氏の氏名を「青木まなぶ」と記載している。

8つの区すべてで首位 得票率は南区66.8%、中央区60.5%

政令指定都市の新潟市は、北区から西蒲区までの8つの行政区ごとに開票する。市選管の区別の集計では、中原氏が8区すべてで最も多くの票を得た。区ごとの有効投票に占める中原氏の得票の割合は、南区の66.8%が最も高く、西区の66.1%、西蒲区の65.3%が続いた。最も低かったのは中央区の60.5%だった。

区 中原八一氏 青木まなぶ氏 早武淳氏 中原氏の得票率
北区 12,924 4,156 2,847 64.9%
東区 22,060 7,185 5,862 62.8%
中央区 31,725 10,871 9,874 60.5%
江南区 12,251 4,450 2,594 63.5%
秋葉区 14,580 4,841 3,036 64.9%
南区 8,230 2,520 1,571 66.8%
西区 31,143 8,992 6,992 66.1%
西蒲区 10,811 3,623 2,124 65.3%
新潟市長選の区別の得票(単位:票)と、区の有効投票に占める中原氏の得票の割合

出典: 新潟市選挙管理委員会「開票速報(確定 22時42分)」。得票率は本紙が有効投票数から算出し、小数第2位を四捨五入した

青木氏と早武氏はともに中央区に住所を置く。両氏の得票は中央区で最も多く、青木氏が1万871票、早武氏が9874票だった。中原氏の住所がある西区では、中原氏が3万1143票を得て、中央区の3万1725票に次いで多かった。

区ごとの開票は南区が午後9時50分に最も早く確定し、中央区が午後10時42分に最後に確定した。

投票率35.61% 期日前投票は10万1576人で前回を上回る

市選管の投票速報(確定)によると、当日の有権者数は63万9493人で、投票者数は22万7741人。投票率は35.61%となり、前回2022年の32.10%を上回った。前回は有権者65万6827人に対し投票者21万862人で、今回は有権者が1万7334人減った一方、投票者は1万6879人増えた。

区別の投票率は、西蒲区の37.55%、西区の37.54%が高く、東区の32.28%が最も低かった。男女別では男性35.79%、女性35.46%だった。

投票者の内訳は、当日投票が12万4120人、期日前投票が10万1576人、不在者投票が2045人。期日前投票は10月12日から24日までの13日間で、最終日の24日(土曜日)だけで1万7641人が投票した。前回の期日前投票は7万9478人で、今回は2万2098人多い。

市選管が「直近の投票結果」として公表している一覧では、2023年4月の市議会議員一般選挙の投票率が38.47%、2026年2月の衆議院議員総選挙(小選挙区)が56.28%だった。今回の市長選の投票率は前回を上回ったものの、これらの選挙をなお下回っている。

中原氏の得票は前回から8163票減 得票率は73.20%から63.80%に

前回2022年の市長選は、中原氏とすずき映氏の2人が争った。市選管の確定結果によると、中原氏は15万1887票で、有効投票20万7482票の73.20%を占めた。今回の得票はこれより8163票少なく、得票率は63.80%に下がった。

一方、今回は候補者が3人に増え、中原氏以外の2人の得票は合わせて8万1538票となった。前回のすずき氏の5万5595票を2万5943票上回る。有効投票の総数は前回から1万7780票増えており、投票者の増加分は、主に中原氏以外の2人の得票に回った計算になる。

区別にみると、中原氏の得票は8区すべてで前回を下回った。減り方が最も大きかったのは中央区で、前回の3万4106票から3万1725票へ2381票減った。西区は3万2966票から3万1143票へ1823票、東区は2万3214票から2万2060票へ1154票減った。最も小さかったのは南区で、8331票から8230票へ101票の減少にとどまった。

中原氏以外の候補の得票は、8区すべてで前回のすずき氏の得票を上回った。増え方が最も大きいのも中央区で、前回のすずき氏の1万3138票に対し、今回は青木氏と早武氏の合計が2万745票と7607票多い。中央区は前回、中原氏の得票率が72.2%だったが、今回は60.5%で8区の中で最も低くなった。前回、中原氏の得票率が最も高かったのは南区の76.0%で、今回も南区が66.8%と8区で最も高かった。

同じ政令指定都市では、10月18日に横浜市長選の投開票があった。その結果は横浜市長選、新人の原沢あつみ氏が初当選 約55万票で全18区首位、前市長の山中氏は3位で伝えた。

中央区の市議補選、のざわ修氏と須田よしむね氏が当選

中央区では同じ25日に、新潟市議会議員中央区選挙区(定数11)の補欠選挙も行われた。市選管によると、欠員2が生じたための選挙で、10月16日の告示で3人が立候補した。

開票結果によると、不動産賃貸業ののざわ修氏(47)が1万8286票、会社員の須田よしむね氏(54)が1万6630.749票で当選した。飲食店経営のよしむら ゆういちろう氏(51)は5544.250票だった。3人とも無所属。

得票に小数点以下の端数が付いているのは、公職選挙法の「あん分」の扱いによる。同法68条の2は、同じ氏名や氏、名の候補者が2人以上いるとき、それだけを書いた票を有効とし、各候補者のほかの得票数に応じて割り振ると定めている。開票状況表は、切り捨てられた投票を0.001票と記載しているが、どの票があん分の対象になったかは示していない。

補選の投票率は34.01%で、同じ中央区の市長選の投票率36.49%を下回った。投票総数4万9553票のうち無効投票は9092票で、無効票率は18.35%だった。市長選の中央区の無効票率は1.32%だった。