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    ノーベル化学賞に硤合憲三・東京理科大名誉教授 「硤合反応」で生命の鏡像の謎に迫る 東京理科大は栄誉教授の称号授与を決定

    スウェーデン王立科学アカデミーは10月7日、2026年のノーベル化学賞を東京理科大学の硤合憲三名誉教授と、当時のパリ・シュド大学(フランス)のアンリ・B・カガン名誉教授の2氏に授与すると発表した。受賞理由は「不斉有機合成における非線形効果と自己触媒反応の発見」。生物を構成するアミノ酸がなぜ鏡像の片方だけなのかという1世紀以上の謎に答えを出した業績で、ノーベル化学賞委員会のハイナー・リンケ委員長は「彼らが開発した化学反応は見事なものだ」と述べた。硤合氏は1995年、わずか2%の偏りから出発して87%の偏りに達する自己増殖的な反応を報告し、2003年には鏡像の性質を持たない分子の組み合わせから片方の鏡像だけを生み出すことに成功した。高市首相は7日夜に本人へ祝意の電話をかけ、尾﨑正直官房副長官は8日の記者会見で、今回の受賞で日本のノーベル賞受賞者が31名と1団体になり、21世紀以降の自然科学系3分野の受賞者数は22名で米国に次ぐ2位になったと説明した。東京理科大学は8日、36年間の在職をたたえて硤合氏に「栄誉教授」の称号を授与すると決めたと発表した。