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  • テクノロジー

    アト秒のX線レーザー、東大・理研などが初の実証 時間幅は100〜400アト秒

    東京大学、理化学研究所、大阪大学、科学技術振興機構(JST)は10月27日、波長の短い硬X線の領域で、時間幅がアト秒(100京分の1秒)単位のレーザーパルスを作り、その長さを測ることに成功したと発表した。米国のX線自由電子レーザー施設LCLSで実験し、ほぼすべてのパルスが100〜400アト秒に収まった。研究グループは、アト秒X線レーザーの実現を示す初めての成果としている。

  • テクノロジー

    合成音声の読み上げ、理解の境界は毎分250〜300語 産総研ら11人で測定 全盲の利用者は標準の2.3倍で聞いている

    産業技術総合研究所と筑波技術大学、東京大学先端科学技術研究センターの研究チームは9月25日、画面の文字を合成音声で読み上げる「スクリーンリーダー」の利用者が、どこまで速い音声なら内容を理解できるかを数値で測る手法を開発したと発表した。視覚障害のある利用者11人に毎分150語から500語までの5段階で読み上げを聞かせたところ、毎分250〜300語のあたりが理解の境界となり、これを超えると理解度が大きく下がる傾向が確認された。普段使っている読み上げ速度は全盲の利用者で標準の約2.3倍、弱視の利用者で約1.4倍だった。手法は学力テストの分析などに使われる項目反応理論を応用したもので、理解できなかった原因が文章の難しさか読み上げの速さかを切り分けられる。成果は9月27日から10月1日までシドニーで開かれる国際会議で発表される。

  • テクノロジー

    量子コンピュータをつなぐ光の並列接続、世界最多の10本に 阪大・NICT・浜松ホトニクス 1台1万量子ビットの上限を超えるための一歩

    大阪大学と情報通信研究機構(NICT)、浜松ホトニクスの研究グループは9月1日、複数の量子コンピュータを光でつなぐ「多重量子光インターフェース」で、並べた10個の原子から出た光子を同時に取り出して検出することに成功したと発表した。同時に扱える本数としては世界最多で、これまでの光ファイバーを束ねる方式では数本程度にとどまっていた。ガラス基板の中に光の通り道を32本並べた集積光導波路アレイを使い、そのうち10本に光子を通した。約100本まで広げられる技術だとしている。誤り訂正まで備えた汎用量子コンピュータには100万を超える量子ビットが必要とされる一方、中性原子方式の1台で扱えるのは1万量子ビット程度と見積もられており、100台以上を束ねる接続技術が要る計算になる。論文は米国の科学誌Opticaに8月31日付で掲載された。

  • 経済・ビジネス

    大学ファンド、2025年度は3158億円の黒字 運用開始以来最大 運用資産12兆円超

    科学技術振興機構(JST)は、政府が運用する「大学ファンド」の2025年度の当期純利益が3158億円になったと公表した。前年度の2560億円を上回り、運用開始以来最大となった。世界的な株高が利益を押し上げ、運用資産は年度末で12兆2542億円に膨らんだ。運用益は世界と競う研究大学の育成に充てられる。