総務省消防庁は10月10日、第47回危険業務従事者叙勲のうち、消防関係の受章者641人を発表した。勲章別では瑞宝双光章が309人、瑞宝単光章が332人。受章者は10月6日の閣議で決まり、11月3日付で発令される。
元消防職員641人、東京が最多
消防庁は受章者について、消防職員として火災などの災害から国民の生命、身体、財産を守るため、長年にわたり危険性の高い業務に励み、消防力の強化や消防の発展に貢献した人たちだと説明している。
同庁が公表した受章者名簿によると、経歴欄には各地の消防本部や消防組合の名が並び、名簿に記載された年齢は63歳から84歳まで。都道府県別では東京都が60人で最も多く、大阪府45人、愛知県38人と続く。女性は3人だった。
勲章の伝達式は11月25日、東京都港区虎ノ門のニッショーホールで開かれる。名簿は閣議で決まった時点のもので、消防庁は発令日までに記載事項が変わる場合があるとしている。
春秋叙勲とは別枠の制度
内閣府賞勲局によると、危険業務従事者叙勲は春秋叙勲とは別に、警察官や自衛官など著しく危険性の高い業務に精励した人を対象とする叙勲で、2003年(平成15年)11月に始まった。春は4月29日、秋は11月3日と、春秋叙勲と同じ日付で授与されている。
候補者は閣議了解の選考手続きに基づいて関係大臣が推薦し、賞勲局の審査を経て閣議で決まる。
授与される瑞宝章は、公務などに長年従事して成績を挙げた人に贈られる勲章で、6段階ある。危険業務従事者叙勲で授与されるのは、そのうち瑞宝双光章と瑞宝単光章の2種類だ。
半年前の第46回は全体で3643人
消防のほか警察、自衛隊などを含めた第47回全体の受章者数は、10月11日時点で内閣府のウェブサイトに掲載されていない。半年前の第46回(2026年4月29日発令)は全体で3643人が受章し、内訳は瑞宝双光章1649人、瑞宝単光章1994人、うち女性は20人だった。
